外国語学部
「外国語教育」と「地(yu)域研究」を両軸に、国際社(hui)会に貢献できる力を身につけます。
グローバル化が進み、国を越えた交(liu)流が加速する現代社(hui)会において、人々が共存していくためには異なる文化・価値観をもつ他者への深い理解が必要です。そのため、外国語学部では「外国語教育」と「地(yu)域研究」を両軸とする学びを(zhui)追究し、外国語運用能力の()習得にとどまらず、その言語が話される国や地(yu)域の歴史・文化・政治・経済などについて専門的な知識を学びます。また、外国語学部の他学科や国際教養学部の科目を容易に履修できる環境で、地(yu)域を越えた国際的教養や柔軟な異文化理解力を身につけます。英米学科を除く4学科では2専攻制を導入しています。
理念・目的・教育目標
外国語学部の基本理念は、外国語の運用能力を身につけ、それに加えてその外国語の学問的研究、および、その言語が話される国や地(yu)域の文化と国際関係について、基本的知識と学問的訓練とを身につけた広い視野の人物の育成をすることである。言語の修得と地(yu)域研究の双方を重視したカリキュラムにより、異文化理解の素養の育成や、文化や価値観の多様性を尊重する態度の形成を(cu)促進し、グローバル社(hui)会で活躍できる人材を養成する。
3つのポリシー
ディプロマ・ポリシー
外国語学部では、南山大学の建学の理念に基づく「人間の尊()厳のために」（Hominis Dignitati）という教育モットーを踏まえつつ、高度にグローバル化した現代社(hui)会の各分野で活躍し、多文化共(sheng)生社(hui)会の構築に寄与できる人材の育成を目指します。そのために、各学科において、外国語教育と地(yu)域研究の2つを軸とするカリキュラムを設置し、以下の知識と能力を身につけた学(sheng)生に学(shi)士（外国研究）の学位を授与します。
- 専門とする外国語で情報を収集し、自らの立場や意見を明確に述べることができる高度な外国語運用能力
- 専門とする地(yu)域についての多分野（言語、文化、歴史、政治、社(hui)会など）にわたる知識をもとにした問題解決能力
- グローバルな視野に基づく柔軟な異文化理解能力と、物事を多面的かつ緻密に分析できる洞察力
カリキュラム・ポリシー
外国語学部では、ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を養成するために、共通教育科目、学部共通科目、学科科目を配置します。また、外国語教育と地(yu)域研究教育の2つを軸とするカリキュラムを編成します。
共通教育科目では、大学のディプロマ・ポリシーに掲げる能力を養成します。
学部共通科目では、自らの専門とする国や地(yu)域を越えた世界情勢や国際関係についての視野を広げるとともに、多様な学問分野における研究の方法論を()習得します。また、キャリア教育として、キャリアデザインに関する科目を設置して、学(sheng)生が主体的に人(sheng)生設計を行うことをうながします。
各学科の学科科目では、1年次と2年次の基礎教育では、問題解決能力の基礎を(han)涵養するとともに、高度な外国語運用能力を培います。
専門教育として、専門とする国や地(yu)域の文化や社(hui)会についての豊かな知識を身につけます。この知識を前提として地(yu)域研究に取り組むことにより、問題解決能力を養成します。
カリキュラム全体を通してアクティブ・ラーニング（能動的学()習）を取り入れ、学(sheng)生の主体的な学びを()積極的に評価します。
各科目の学修成果は、講義概要に示された到達目標の達成度に応じて評価します。
アドミッション・ポリシー
外国語学部では、大学のアドミッション・ポリシーに基づき、本学部の教育課程を修めるために十分な基礎学力を備えていることに加えて、以下の資質を持つ人を受け入れるために、一般入試、全学統一入試、共通テスト(li)利用入試、推薦入学審査（学園内高等学(xiao)校、指定(xiao)校、特別協定(xiao)校）、特別入学審査（カトリック系高等学(xiao)校等対象）、総合(xing)型入試、外国高等学(xiao)校卒()業者等入学試験、外国人(liu)留学(sheng)生入学審査等の試験・審査を実施します。
- 世界各地のさまざまな言語、文化、社(hui)会に対して強い関心と学()習意欲を持つ人
- 異文化に対する開かれた姿勢を持ち、文化や価値観の多様性を尊重するとともに、()積極的に他者と協働して学ぶための協調性を備えた人
- 入学後の学びの基礎となる中等教育の諸教科についての基礎知識を有するとともに、問題を解決するための思考力、判断力、表現力を備えた人
一般入試、全学統一入試および共通テスト(li)利用入試では、各学科・専攻で学ぶための前提となる基礎学力、とりわけ外国語、国語、日本と世界の歴史についての知識を主に評価します。一般入試の外国語試験においてリスニングテストを課して英語の運用能力も評価します。
推薦入学審査および特別入学審査では、書類、(xiao)小論文および面接によって、基礎学力に加えて、志望する学科・専攻において勉学する目的の明確性や、専門領(yu)域に関する知識の程度、ならびに口頭および文章による表現力や論理的思考力、判断力を評価します。加えて、特別入学審査では、高等学(xiao)校在学中における諸活動への取り組みも評価します。
総合(xing)型入試では、書類審査、(xiao)小論文および面接によって、専門領(yu)域に関する知識や、表現力、論理的思考力、判断力に加えて、主体的に外国語を学ぶ姿勢や、異文化を受け入れ多様な人々と協働する能力、ならびに学科・専攻のカリキュラムとの適性を総合的に判断して評価します。
学(xiao)校推薦(xing)型選抜（長期(liu)留学経験者対象）では、高等学(xiao)校在学中の長期(liu)留学で得られた高い外国語運用能力と異文化に対する理解や関心を(xiao)小論文・面接などで評価します。
外国高等学(xiao)校卒()業者等入学試験、外国人(liu)留学(sheng)生入学審査および外国人(liu)留学(sheng)生推薦入学審査（指定(xiao)校）では、主に日本語と英語の運用能力および本学部において勉学する目的の明確さや適性について評価します。
学部長
外国語学部長 牛田千鶴 教授（専攻分野：ラテンアメリカ地(yu)域研究、教育学）
牛田千鶴 教授
長期研究「アメリカス（南北アメリカ諸国）におけるバイリンガル・バイカルチュラル教育の事例比較研究」
(xian)先住民や移民などのマイノリティをめぐるバイリンガル・バイカルチュラル教育の歴史と現(zhuang)状について、アメリカ合衆国、メキシコ、ニカラグア、エクアドル、ペルー、ボリビア、パラグアイなどの事例を調査し、比較研究として纏める。
長期研究「米国のラティーノ・コミュニティとラテンアメリカ社(hui)会を繋ぐ越境的ネットワークの(yi)役割と影響力」
米国のラティーノ・コミュニティに焦点を当て、政治経済的･社(hui)会文化的エンクレイブ化による同一出身地(yu)域からの移民の継続的(liu)流入が、言語・慣()習の再(sheng)生産とともにエスニック・アイデンティティの保持を(cu)促し、その一方で、言語文化の共有が基盤となって、出身国の違いを超えた“ラティーノ”としての越境的ネットワークの構築と集団的()結束力の強化がなされてきたとの()仮()説に立ち、その検証を行う。他方、米国へと越境する移民たちが、ラテンアメリカ諸国の出身地にどのような政治・経済・社(hui)会的影響を及ぼしうるのかについても、考察・分析を試みる。
短期研究「アメリカ合衆国におけるラテンアメリカ系移民児童とバイリンガル・バイカルチュラル教育」
アメリカ合衆国最大のマイノリティ集団となったラティーノ（ラテンアメリカ系住民）の自律的社(hui)会参入に果たす教育の(yi)役割をめぐり、母語と母文化を尊重するプログラムの有効性について検証する。
短期研究「米国北東部のラティーノ居住区における母語・継承文化教育の実践と学力(xiang)向(shang)上との(xiang)相関性」
ニューヨーク州やニュージャージー州など従来プエルトリコ系やドミニカ共和国系移民の伝統的集住地(yu)域とされてきたアメリカ合衆国北東部において、近年著しい人口増加を遂げてきている中米系およびメキシコ系移民の(xin)新興居住区に注目し、公立学(xiao)校−ミドルスクールを含む(xiao)小中学(xiao)校−に通う彼らの子どもたちの（英語()習得を含む）学力(xiang)向(shang)上に、バイリンガル・バイカルチュラル教育を中心とする母語教育・継承文化教育がどれほどの有効性をもって作用してきたのかについて、実証的な調査・研究を行う。
学科
英米学科
コミュニケーションツールとして、英語を使いこなします。
グローバル社(hui)会の第一線で活躍できるよう、優れた語学力に加え、十分な異文化対応能力と国際理解力を培います。また英語で物事を考え、討論する能力を身につけていきます。
英米学科
スペイン・ラテンアメリカ学科
スペイン語圏の言語と文化を幅広く学びます。
世界で４億人以(shang)上もの人が母語とするスペイン語を学び、スペインやラテンアメリカの地(yu)域についての社(hui)会や思想、文化、政治、教育、歴史などを幅広く学んでいきます。
スペイン・ラテンアメリカ学科
フランス学科
フランスの個性に触れ今のフランスに迫ります。
「聴く・話す・()読む・書く」を含めたオールラウンドなフランス語の運用能力を育成するとともに、フランスの文学、歴史、文化、社(hui)会にまで学()習研究を深めていきます。
フランス学科
ドイツ学科
ドイツ語圏の文化・社(hui)会を深く学びます。
ドイツ人教師、日本人教師による()徹底的なドイツ語のオールラウンドな学()習とともに、オーストリアやスイスを含むドイツ語圏の文化、社(hui)会、経済、歴史などについて深く学んでいきます。
ドイツ学科
アジア学科
成長著しいアジアについて学びます。
日本とアジアとの関係は緊密になり、(xiang)相互依存も深まっています。こうした中で、中国語、インドネシア語を身につけ、コミュニケーションを通して(xiang)相手の立場を理解し、日本の立場を()説明できる人材を育成します。
アジア学科
取り組み
学部作成Webページ
外国語学部
お問い合わせ
履修関連（教務課）
Phone：052-832-3117Fax：052-832-3207
入試関連（入試課）
Phone：052-832-3013Fax：052-832-3592E-mail：nyushi-koho@nanzan-u.ac.jp